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小児矯正の治療途中に、転院するケースがあります。できるだけ治療に影響がでないよう、スムーズな転院を心がけましょう。とくに子どもは、口腔内の状態が変わりやすいもの。治療を中断すると歯並びの乱れや虫歯などを引き起こす可能性もあるため、注意しましょう。
小児矯正の治療中に、転院することは可能です。「治療が終わるまで、何があっても、その歯科医院に通い続けなければならない」という義務はないため、治療を開始した歯科医院への通院を辞めることはできます。
ただ、転院にあたり治療がスムーズに進まなかったり、費用が高額になるなどのリスクは考慮しなければなりません。また、なかなか転院先が見つからない…という可能性もあります。そのため、可能な限りは治療を開始した歯科医院で矯正治療を終えましょう。
小児矯正に限らず成人矯正の治療中でも、引っ越しによって転院が必要になることがあります。たとえば、引っ越し先が治療を開始した歯科医院から近い距離なら、通院に問題はありません。しかし、遠くて通い続けられない…ということもあるでしょう。
とくに小児矯正の治療中は、マイホーム購入等で引っ越しが必要になりがちです。そのため、矯正治療中に引っ越す可能性がある場合は、治療開始前に歯科医院へ相談しておきましょう。
引っ越しはしないものの、進学などによって通院が難しくなるケースもあります。また、お子さんの場合は、習い事などで診療時間内に受診するのが困難なケースも。生活スタイルが大きく変わったことで通院を辞めてしまったら、治療に影響がでてしまいます。
小児矯正治療中の通院頻度は月に数回程度ですが、進学等によって毎月の通院が難しくならないか考えておきましょう。たとえば、進学や習い事を始めても診療時間内に受診できるか、平日の受診が難しいなら土日は受診できそうかなど、歯科医院の診療体制をチェックしておくことをおすすめします。
「歯科医院のポリシーや歯科医師の診療スタイルに合わない」というケースもあります。とくに小児矯正では、保護者は問題に感じないものの、子どもが歯科医院や歯科医師を嫌がる可能性もあります。大人であれば我慢できることでも、子どもが我慢をして通い続けるのは難しいでしょう。
小児矯正の治療には長い期間が必要ですから、治療途中で「もう通いたくない」となっては大変です。しかし、不信感や嫌悪感があるのに無理に通い続けるのもおすすめできません。相性の良い歯科医院で一貫して治療を行うのが望ましいものの、相性が悪い場合は転院も検討しましょう。
小児矯正治療中の転院には紹介状が必要です。治療を開始した歯科医院へ作成を依頼し、転院先の歯科医院へ情報が伝わるようにしましょう。
紹介状には、治療当初の資料や診断内容、治療費の契約内容、実際の治療内容、実際に支払われた治療費などを記載してもらいます。また、特殊な内容がある場合はその点も記載してもらいましょう。
なお、転院手続きには時間がかかります。そのため、通院が難しくなることがわかった時点で、治療を開始した歯科医院へ相談しておくことが大切。
また、歯科医院によっては、矯正治療途中の受け入れを行っていない場合もあります。治療を開始した歯科医院で転院先を紹介してくれるケースもあるため、確認しておきましょう。
歯科医院によっては、転院によって治療を辞めても支払い済みの費用が返ってこないことがあります。ほとんどのケースでは転院時に費用の精算をしてくれますが、「治療を途中で辞めても、費用は一切返さない」というケースもあるため注意しましょう。
また、費用の精算を行う場合でも、返ってくる額が少ないこともあります。基本的には治療が浅いほど返金額が大きくなりますが、精算ルールは歯科医院によって異なります。そのため、治療を開始する前に転院時の費用精算について確認しておきましょう。
転院先の歯科医院では、スムーズに治療が進むとは限りません。たとえば転院によって治療期間が空いてしまった場合、口腔内の状態が変化することもあります。始めから治療をやり直す可能性もあるため、スムーズに転院できるよう計画する必要があります。
また、治療が長引くほど費用がかかります。転院する場合は、ひとつの歯科医院で治療を終えるよりも費用がかかると考えておきましょう。
転院によって治療期間が空いてしまうと、歯周病や虫歯のリスクが高まります。とくにワイヤー矯正などの固定式の矯正治療では、汚れが溜まりがち。定期的なメンテナンスを受けられず、「転院したら歯周病や虫歯になっていた」という可能性があります。
小児矯正は、綿密な計画によって治療を進めます。計画は定期的な通院を前提としているため、転院によって当初の計画に影響がでることも。治療を中断したことで歯並びや噛み合わせに悪影響がでて、治療が長引くケースがあります。
保定期間中でも、転院することは可能です。保定期間中は通院頻度が低くなっていますから、転院もスムーズでしょう。
ただし、保定期間中の過ごし方によって、矯正治療の仕上がりが異なります。後戻りを防ぐためにも、保定期間中の転院でも可能な限りスムーズに受診できるようにすることが大切です。
小児矯正の治療途中に、転院が必要になるケースもあるでしょう。無理をして通い続けたり、治療を辞めてしまうのは避けたいもの。転院する際は、スムーズな移行ができるよう準備しておきましょう。
また、転院時の費用精算や紹介状などもチェックしておきたいポイント。治療を開始する前に、転院時の歯科医院の対応について確認しておくことが大切です。
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