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親御さんがお子さんを矯正歯科へ連れていくのは6~8歳が特に多いと言われています。つまり永久歯が生えてくるタイミングです。しかし、歯並びが悪くなる原因を考えると、実はもっと早くに矯正歯科へ連れて行くべきだと言うことがわかってきました。永久歯が生えるもっとずっと前から、子どもの歯のために取り組むべきことがあるのです。
ここでは、子どもの歯並びが悪くなる原因とそのメカニズムについて簡単に説明します。
子供の歯並びが悪いのは遺伝と考えていませんか?実は他にも大きな原因があることを以下に説明したいと思います。
子供の歯並びとあごの成長には密接な関係があります。
そして悪い生活習慣があごの正常な発育を妨げ、歯並びを悪くしている可能性があるのです。
悪い生活習慣と考えられているものにはいろいろありますが、その中でも特に顎の成長に大きな影響があると考えられているのが、口呼吸と舌癖です。
口呼吸をしていると、上顎(あご)の成長が促進されないと考えられています。(上顎とは上の歯が生えている部分です。)本来、口を閉じていると、舌による上顎を押す力が与えられますが、口があいてしまっている状態ですと、上あごが舌によって刺激されません。そのため上顎の成長が促進されず、永久歯が生える十分なスペースが確保できなくなってしまい、歯並びが乱れることがあります。
また口がずっと開いている状態ですと、顎に対して上へひきあげる力がかからないため、重力で上顎、下顎の両方が全体的に下がってくることがあります。笑うときに上の歯茎が大きく見えるガミースマイルというものがありますが、幼いころの口呼吸により上顎が下がったことが原因の一つである可能性があります。また同時に下顎の成長も促進されないため、大人になった際に、下顎が小さく、横から見ると顎が引けた感じの印象の横顔になる可能性があります。
舌癖とはあまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと舌の使い方です。これが何らかの原因で通常の舌の使い方と違う舌の使い方をするようになっていると、やはり歯列に影響します。
しかしここで「はたして舌の力だけで、歯が動くのか?そんなに簡単に動いてしまうのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
意外ですが、実は動いてしまいます。
歯が動くのに必要な力は1.7g(1円玉2枚)と言われています。一方で舌の力は500g(ペットボトル1本)、口唇の力は300g(リンゴ1個)。そして、人は1日2000回以上も無意識のうちに飲み込む動作(嚥下動作)をしています。この飲込むという動作は舌を使います。また誤った動作では口唇や頬の筋肉を不自然に使います。
つまり正しい飲み込む動作(舌の使い方)ができていないと、舌、口唇、頬の筋肉などによって不自然な力が1日に数千回にわたって歯へ加わってしまい、その結果歯が動かされてしまうのです。それが歯並びが悪くなる原因になります。
参照元:石岡矯正歯科小児歯科:https://www.ishiokadental.com/blog/clinic/index_7.html
大人と違い、子供が自分自身で歯並びをチェックすることは難しいです。そのため、保護者が歯磨きの際に子供の歯並びを見て、矯正の必要性をチェックしなくてはいけません。また、食事や発音の際の舌や歯の使い方などに癖があるとそれが原因で歯並びが悪くなることもあるので、歯列の乱れを予防するためにはそうした部分にも注意を向ける必要があります。
矯正が必要となるのは、上あごよりも下あごが前に出ている受け口や上の前歯が前に突き出している出っ歯、歯が互い違いに生えている叢生などです。子供の歯がこうした状態になっていたら、速やかに歯科医に相談しましょう。
子どもの歯並びには、一見関係のなさそうな、「口呼吸」や「舌癖」などをはじめとする生活習慣が大きく影響します。それは顎の成長と歯並びに密接な関係があるためです。
ですので、良い歯並びにするためには、あごの成長を促進することが必要になります。そして、そのためには正しい生活習慣(舌の位置、飲みこみかた、姿勢など)を身に付けることが重要です。
これは小児矯正のポイントでもあります。歯並びだけを整えても、生活習慣自体を変えていかなくては、本質的なところで、問題が解決しないと言うことなのです。
生活習慣から改善が必要で、たとえば口呼吸をやめる必要があります。でもどうやってそれを生活のなかで実践していけばよいのでしょうか?
残念ながら、現在その方法についての情報はかなり限られており、なかなか一般の人が自己流に実施するのは難しい状況です。
また一方で「生活習慣から改善をしていく」という指導を行っている、小児矯正も限られています。
しかし、いま小児矯正について生活習慣改善までを視野に入れた、ある矯正プログラムが注目を集めています。世界100か国以上に広まっている歯科矯正プログラムです(2020年11月時点)。
世界100か国以上に広まっているその歯科矯正プログラムとは、マイオブレース・システムと呼ばれています。
マイオブレース・システムは、早期予防矯正治療で、悪い歯並びの根本的原因に働きかけることを目的とし、多くのケースで、抜歯やブラケット矯正を行わずに自然な成長と発達を目指します。
しかしこのマイオブレースシステム、どこの矯正歯科でも実施されているわけではありません。マイオブレースシステムの公式サイト(https://myobrace.com/ja)では,マイオブレースの専門ドクターを探すことができます。
マイオブレースシステムでは単にワイヤーなどで歯列を整えるのではなく、マウスピースなどを使い正しい下の位置や呼吸方法、姿勢などを身に着けていき、歯列に悪影響をあたえる生活習慣の改善を目標とします。そして健全な顎の成長を促し、美しい歯並びになるためのベースづくりを目指します。
従来のワイヤーを使たり、歯を抜いたりして、歯並びを美しく見せるのではなく、顎の成長を促進し、歯の生えるスペースを確保することで美しい歯並びを目指すという、これまでとは違うコンセプトの歯列矯正なのです。
参照元:マイオブレース公式HP:https://myobrace.com/ja/what-is-myobrace
マイオブレース治療を施すための特別な訓練を受けている歯科医や矯正医を、マイオブレース専門ドクターとよびます。またマイオブレース専用の訓練施設を併設しています。
三郷市、流山市、越谷市の、マイオブレース専門医は、1院しかありませんでした。
新三郷駅から歩いて5分のところにある、IS歯科クリニック新三郷です。ららぽーと新三郷の目の前にあります。
IS歯科クリニック新三郷
のマイオブレース
について詳しくチェック!
現在、幼稚園の年長さんの自分の子供ために、三郷市、越谷市、流山市の小児矯正をサイトづくりもかねて徹底調査したのですが、この調査で一番の発見が、このマイオブレース・システムです。
私自身、子供の頃に歯の矯正を行い、抜歯をしています。当たり前のように歯を抜き、当たり前のようにブラケットを何年間もずっとつけていました。
しかしこのマイオブレースを知り、小児矯正は現在、大きな転換期にあるのではないかと感じています。
顎の成長が矯正に大きく影響するのはなんとなく、聞いたことがありました。
しかし歯並びどう影響するのかについては正直、あまり深く考えてはいませんでした。そして調べていくうちに、どうやら顎の成長こそが、歯並びが良くなるか、悪くなるかのカギであるとわかり、また顎の成長は些細な生活習慣によって、良くも悪くもなることを知りました。
例えば「口呼吸」。たしかに、アレルギーになりやすいという話はときどき耳にしますが、そこまで悪いものだとという意識は、まったくありませんでした。口呼吸で、顔の骨格が変わるなんて誰が想像するでしょうか?そして、さらにそれが歯並びに影響したり、無呼吸症候群の原因になりえるなど私たちは到底知りえません。
今回のこのサイトを通じて多くの人に、(1)ワイヤーや抜歯などで歯並びを整えるだけが歯科矯正の手段ではないということ、(2)歯並びを悪くする根本原因から改善することを目指したマイオブレースシステムというものがあること、また何よりも(3)歯並びは悪い生活習慣(口呼吸や姿勢、舌の使い方)などが影響する可能性が高いということを知っていただければ幸いです。
おすすめ
小児矯正歯科
【選定基準】
三郷市、流山市、越谷市エリアで小児矯正を提供している歯科クリニック36院の中で唯一のサービス提供を行っているクリニックを紹介いたします。(2020年10月20日調査時点、編集チーム調べ)
・IS歯科クリニック新三郷:抜歯やブラケットによる矯正を行わない早期予防矯正治療「マイオブレース・システム」を提供している
・鈴の木こども歯科:日本小児歯科学会の専門医が在籍している歯科クリニック
・かみむら歯科矯正:歯科医17人、保育士4人が在籍している大規模な歯科クリニック
【矯正歯科治療について】
専用の矯正装置を使用することで歯並びや噛み合わせを治療していく治療法です。マウスピース矯正では、専用のマウスピース装置を装着して、歯並び等を整えていきます。健康保険対象外のため、全額自己負担となります。
<歯列矯正治療の費用と期間について>
矯正歯科の平均的な費用はおよそ60~120万円、期間については平均3年といわれています。クリニックや症状によって期間や費用は変動しますので、正確な情報はクリニックでお問い合わせください。
<副作用について>
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などになりやすくなる可能性や、金属の装置による金属アレルギーなどを起こす恐れがあります。正確な情報はクリニックへ直接ご相談ください。
<治療における医薬品・医療機器について>
治療における医薬品・医療機器の中には、厚生労働省の未承認医薬品、医療機器が一部ございます。その装置や機器・医薬品の入手経路や、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無など、詳細については各歯科医院・クリニックに直接ご確認をお願い致します。